40代からの女性の「生理痛には、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」がお勧め

女性の生理痛には、古代より「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」や「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」が使われてきました。

 


芍薬甘草湯は「傷寒論(しょうかんろん)」という書物に出てきます。
当帰芍薬散は「金匱要略(きんきようりゃく)」という書物に出てきます。


どちらも「芍薬(しゃくやく)」が使われており、名前も似ていますが使い方は全く異なります。

 

芍薬甘草湯はともかく「痛いとき」に服用します。食前食後は問いません。いわゆる「頓服(とんぷく)」です。


傷寒論は急性期の病気に対する処方に関して書かれています。

芍薬甘草湯はまさに急性期の処方です。


これに対して、金匱要略は慢性期の処方です。

当帰芍薬散も、毎日しっかり飲み続けることが大切です。


普段から、毎日毎食前もしくは食間に1日3回飲み続けることによって、ホルモンバランスなど体質に変化が現れます。


通常1〜2か月くらいに変化を感じられ、3か月続けることによってホルモンのバランスの乱れが修正され、月経痛のない身体に変化します。


不妊症の方であれば、妊娠しやすい、本来の母体の働きを取り戻すことができます。

 

つまり、当帰芍薬散は、母体の本来の働きすなわちホルモンバランスを整える作用があるのです。


このため、毎日飲み続けることが大切です。


実際、中学生くらいの時から生理痛に悩まされ続け、ロキソニンがどうしても手放せなかったという方も、当帰芍薬散を毎日続けることによって、ロキソニンがいらなくなったという方も見えます。


3か月程度毎日当帰芍薬散の服用を続けて、生理痛を感じなくなった方は、それ以降当帰芍薬散の服用を中止しても、生理痛痛はもはや過去の出来事となってします方が多いです。


女性のホルモンバランスを整えるということは、生理不順に悩んでおられる方にも朗報です。


なお、西洋薬は食後服用が多いのに、なぜ漢方薬は食前または食間服用なのかという疑問をお持ちの方も多いとおられます。


基本的には、鎮痛剤などの西洋薬は胃に対して刺激が強すぎるわけです。

なので食後に服用することによって胃を守っているわけです。

バファリンの半分はやさしさというコピーがありますが、ようするにあれはバファリンの半分は胃薬が入っていることをうたっているわけです。


漢方薬はもともと生薬主体の胃にやさしい成分でできています。

食前に飲んでもまったく問題ありません。

むしろ食前や食間に飲んだほうが吸収率もよくて望ましいのです。